3月11日に発生した、東日本大震災と、それに伴う大津波により、本州東海岸の500キロメートル以上に亘り、犠牲者、被災者及び影響者が出てしまいました。お亡くなりの方々には心からご冥福をお祈りし、同家族及びご親族にはお悔やみ申し上げ、また被災され損壊を受けられ及び影響を受けられた方々にはお見舞い申し上げます。
今回の東日本大震災は未曾有の規模ともいわれています。直接の被災区域には115名の海洋会会員がおりますが、危機対応力に長けている会員が多いこともあり、この大震災でも一人も犠牲者が出ないことを念じ、期待していました。東北支部ののご尽力と迅速な対応により、現在、被災状況が明らかになりつつある状況です。残念ながら、3月末日までに犠牲者が1名おられると判明しました。改めてご冥福を祈るばかりです。
海洋会会長 杉 崎 昭 生
東北支部長よりのメールによる支部会員安否確認の報告
3月14日付け:私は、仙台市宮城野区に住んでいますが、13日夜電気が復旧しましたが、水道、ガスの復旧見込みがたたないので、しばし不便な生活を強いられそうですが、被災者にくらべたら恵まれた方と感謝してます。
16日付け:支部会員の安否確認がとれていませんが、ようやく郵便受付が可能となり、往復ハガキで消息を確かめます。
28日付け:訃報です。手代木一男(テシロギ イチオ 清E6)様でして、年齢80歳、ご夫婦だけでお住まいになり、ご自宅は津波に流され、土台だけが残っていたそうです。寺も流され住職も亡くなられたとかでご遺体は仮土葬され後日(2年以内)火葬されるとのことと葬儀の見通しは立たないとのことでした。(ご子息と直接連絡)
30日付け:津波被害が大きかった地域のうち、海岸から1,000メートル内を住所とする気懸かりな会員が12人いることが分かりました。知人情報、電話、インターネットを利用して安否確認をした速報では、前記の死亡1人、避難1人、不明(通賃不能)3人、無事6人です。他の会員の内、避難1人、無事15人を確認しておりますが、被災地で難に遭遇したことも考えられ今後も手を広げて電話若しくは往復ハガキで継続して消息を確かめます。
4月5日付け:津波被災地域に居住または勤務先を有する会員は12人です。知人、職場、ネットなどを通じて得た情報です。
死亡1人、避難2人、電話不通2人、電話番号不明1人、無事確認6人
・避難された方はいずれも無事です。
・死亡された手代木一男(清6)様のご遺族連絡先
手代木年彦様(ご子息)
仙台市宮城野区出花2-4-6
電話022-258-8268 携帯090-2992-9355
津波被災以外で震災に遭われたと思われる会員については避難1人、無事21人を確認しています。
今週役員会を開催し支部全体の被災状況を再度確認する予定です。現在仙台市中心部でもガス未復旧など若干不自由な状態を強いられています。
東北支部長 岸 良彬
(事務局 福原 博信)
東日本大震災義援の為の募金のお願い
この度の震災で、被災された海洋会会員の安否については、まだ最終的な確認は得られておりませんが、3月末現在では、前掲した東北支部長よりの報告通りです。
被災された会員、ご家族の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。震災後国民をはじめ政府、各地方自治体、各企業並びに諸外国からの支援の手が差し伸べられておりますが、特に海洋会では被災会員とそのご家族の救済を目的に会員各位から浄財による義援の募金活動を行ってまいります。皆様からの心からのご厚志をお待ちしております。
・義援金募集の目的
本会東北支部を中心とした被災会員とそのご家族への見舞金の募集。
・義援金の使い方
会員の安否が確認され次第、東北支部の意向を踏まえて被災会員とご家族へ直接義援金を
お渡しします。
・義援金送金の方法
「海洋」5月号に綴じ込んである「払込取扱票」にてお振り込み下さい。なお、「海洋」5月号
発行前にご寄付される方は、直接本部宛にご送金下さい。 (手数料は海洋会負担)
本部事務局