今から1000年以上も前、大和の都から遠く離れた橘樹(たちばな)の地に、都の香り漂う先進文化が花開いていた。平成8年(1996年)に行われた千年伊勢山台北遺跡の発掘調査で東西方向に整然と並んだ7棟の建物跡が発見され、川崎市教育委員会では平成10年(1998年)から7年にわたり発掘調査を実施した結果、古代橘樹郡衙(ぐんがー市役所に相当)の倉庫(正倉)跡が発見された。今は、たちばな古代の丘緑地として保存されている。
南関東屈指の古刹・影向寺をはじめ、橘樹の地に残る多くの遺跡や史跡は、古代川崎の歴史を知る上で、貴重である。また、神奈川県指定史跡の子母口貝塚は、約8,100年前の縄文時代早期後半の貝塚で、公園として遺跡が保存されている。
たちばなの散歩道コースを主体にして、これら史跡を探索したい。
(案内人 東船大N9 藤沢 順)
記
実施日:2015年3月29日(日)10時30分
集合地:半蔵門線(東急田園都市線)梶が谷駅改札口
コース:
梶が谷駅―梶ヶ谷第1公園(桜の名所)―梶ヶ谷第3公園(西福寺古墳)―川崎市民プラザ(回遊式日本庭園及び昼食)―野川神明社―影向寺―たちばな古代の丘緑地―富士見台古墳―子母口古墳―江川のせせらぎ遊歩道(桜並木)―南武線武蔵新城駅 コース約7キロ多少急坂あり
参加費:500円(同伴者は200円)
追 伸:川崎市民プラザにレストランが併設されています。ご希望の方は昼食をとることができます。申込先:上野俊雄 03-3825-6864 E-Mail captueno@hotmail.com
前日昼までに連絡ください。