海洋会会員の皆様
この度、海洋会会員の前畠久光氏(神船大E23)が、南画院展に絵画を出展され、「読売新聞社賞」を受賞されたので以下の通りご紹介致します。
海洋会 事務局
例年であれば、芸術の秋として各展覧会等賑わうシーズンではありますが、残念ながらコロナ禍により様相は一変しております。
最近になって感染も減少傾向に転じてきておりますが、まだ気を緩められない状況には変わりないように思われます。
さて、そのような状況下、今回、絵画展示会について皆様に案内させていただくタイミングに心苦しい限りではありますが、今後、状況も改善してくれることを祈りながら、作品の紹介をさせて戴きます。
南画院展、雪舟国際美術協会展は、毎年開催される日本の伝統文化の水墨画等主催の展覧会であり、元外航等船乗りが、その後のライフワークとして手掛けた作品に展示会場で接していただける機会を持っていただければ、今回の紹介に大いに価値を見出せることになります。
今後も、毎年出展するつもりでおりますので、来年からでも是非ご鑑賞して戴けることを願っております。
なお、南画院展の作品「氷壁」は、「読売新聞社賞」を頂いております。
神戸商船大学(E23)
前畠 久光
<雅号 岳 清澄(がく せいちょう)>
//南画展に出品に至る経緯//
出品に至る経緯は、画家中島茂夫氏(南画院無鑑査会員、英国王立美術家協会名誉会員、世界の評論家が選ぶ美の祭典ベストアーティストグランプリ受賞等国際展大賞等受賞多数)の個展(令和2年1月、上野の森美術館)を鑑賞した際、同氏とお話をさせて戴く機会を得たことによります。
その後、同氏の推挙により南画院への入会とともに水墨画も描くことになり、今回、作品を出展することになりました。
以前から山岳画を油、水彩で描いており、モチーフを得るために登山、クライミング等もやっておりましたが、今回の「氷壁」も厳冬期に登ったときの経験を活かしての作品です。
題名を氷壁にしたのは、実際あった前穂高東壁でのナイロンザイル切断滑落事件を書いた小説、井上靖の「氷壁」をイメージしております。
厳冬の前穂高東壁は、まさしく氷壁であり異様な威圧感があります。
絵は、左から前穂高東壁、奥穂高、涸沢岳それに北穂高の並びです。
会場 東京都美術館(上野公園内)
1階第2会場(入場無料)
会期 10月24日~30日
午前9時30分~午後5時30分
作品 「氷壁」(穂高連峰) P100号(110×160cm)
「読売新聞社賞」受賞
雅号 岳 清澄(がく せいちょう)
氷壁(穂高連峰) (P100号110×160cm) 読売新聞社賞
//雪舟国際美術協会展について//
雪舟国際美術協会展は、雪舟の生地である岡山県等が主催しているものであり、国際的にも特別展等幅広く開催されております。
出品した絵は、甲斐の国の名峰である五竜岳・鹿島槍ヶ岳の冬季の雪稜を描いたものです。
信玄ありし頃からの名峰は、武者の鎧兜や刃を思わせる雄姿を呈しており、信玄も眺望していたであろうことを思いながら描きました。
会場 国立新美術館(六本木) 1階展示場 入場無料
会期 12月8日~19日 午前10時~午後6時
作品 「甲斐の名峰」P50号(80×110cm)
雅号 岳 清澄(がく せいちょう)
「甲斐の名峰」P50号(80×110cm)
以上