横浜支部講演会(2019年9月)を開催しました。
多数のご参加ありがとうございました。
日時 : 2019年9月10日(火) 18:00~19:20
場所 : 横浜海洋会館3階会議室
演題 : 「海運業と学校英語教育:その対立の歴史と、海洋系高等教育機関における今日的課題」
斎藤 浩一准教授(東京海洋大学)にご講演頂きました
<略歴>
2013年東京海洋大学助教、2015年より同大准教授
東京大学大学院修了 博士(学術)
専門は日本英学史、英語社会論。昭和女子大学非常勤講師。
講演 : 本講演では、明治後半期以降の英語受容史に 焦点を当てながら、
主に海運会社の要求と、英語教育界の反応がいかに行われたのかを紹介した。
▷いま、大学の英語政策に何が起こっているのか。
(1)東京海洋大学と他大学との比較
(2)入学試験と進級判定の民営化にまつわる問題と混乱
▷そもそも、実業家による英語教育改革要求はいつから始まったのか。
(1)明治30年代以降における実業界をめぐる状況と、海運会社の動き
(2)100年以上変わらない実業家の思惟方式
▷「実用英語」がもたらしたもの
(1)大正期の英語教育雑誌に見る英語教師たちの悲鳴
(2)アジア・太平洋戦争中の英語教師と「実用英語」
(3)海運会社の被害者史観と戦争責任問題
▷「実用英語」をめぐる歴史から考える今日的課題と提案
講演概要資料 : 添付ファイル(PDFファイル)をご参照下さい。
参加者 :31名
~講演会の様子~